最先端の学術研究を行う研究所において不可欠なのが、各種サーバや研究者の端末を結ぶネットワークだ。ネットワークの停止やパフォーマンスの低下は研究のスケジュールにも重大な支障を来す恐れがあるため、常に安定を維持することが求められる。その一方で構成・設定情報の管理においてはExcelの台帳や文書に頼る組織も多く、設備や人員の入れ替わりによって実態と乖離(かいり)するケースも少なくない。
こうした問題の解決に有効なのが、ネットワーク全体を可視化する監視ツールだ。IPアドレスの範囲を指定するだけで、ネットワーク上で稼働する機器を自動で検出し、監視対象として登録することが可能。ネットワーク構成を簡単に把握してチーム内での情報共有を実現できるため、国立大学をはじめとする教育・研究機関でも数多く導入されている。
本資料では導入事例を基に、この監視ツールを紹介する。ネットワーク全体の詳細な把握にはじまり、情報管理の効率化による実態との乖離の解消、設定変更前に行う実態把握と影響調査にかかる時間の大幅な短縮など、さまざまな成果をもたらす実力を確認してほしい。