飲食や小売、サービス業界を中心に人材不足がますます深刻化する昨今。人材の確保・定着に向け、さまざまな取り組みが行われている。その1つが、給与や賞与とは異なる、ポイントの発行で従業員のモチベーションや満足度を高め、定着率向上を図るという「ポイント制度」の導入だ。
具体的には、週末や祝日など埋まらないシフトをポイント付きで募集する、売り上げ目標を達成した従業員にポイントを付与する、自分のポイントを送って従業員同士が成果を褒め合うといった取り組みが挙げられる。従業員はたまったポイントを電子マネーやギフトに交換でき、企業は定着率向上による採用コストの削減、口コミを通じた採用チャンスの拡大などが期待できる。
このように、従業員側と企業側の双方にメリットをもたらす制度として、導入を検討する企業が増加しているが、ポイント制度の導入に当たっては、人事労務担当者の業務負荷を増やさないためにも効率的な運用方法を考えなくてはならない。本資料では、勤怠管理システムと連携できるポイントサービスを取り上げ、運用方法や導入効果などを見ていく。