緊迫する国際情勢に伴うサイバー攻撃の急増、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックをきっかけとしたDX推進の急伸。これらに伴って組織のIT環境は、攻撃対象領域が拡大し、従来型の境界防御が無力化したことで、ゼロトラストアーキテクチャーへの移行が求められている。企業のサイバーセキュリティへの取り組みは、もはやIT/セキュリティ担当者だけの課題にとどまらず、全社的な課題といっても過言ではない。
そうした中、2022年9月にランサムウェアをテーマとしたオンラインセミナーが開催された。ランサムウェアは攻撃者自体や攻撃手法だけでなく、米国をはじめとする国家のサイバー政策による影響、さらに戦争などの国際情勢も考慮する必要がある。セミナーでは、これらの要因を踏まえて、どのような影響を与えるかを解説している。
この他、最新のランサムウェア攻撃の傾向とその対策、日本政府が活用するクラウドサービスのセキュリティ評価制度「ISMAP」の有用性が語られた。本資料は、そのセミナー内容の要点をまとめており、コンパクトに最新情報を学べる内容となっている。