これまでエンタープライズ向けバックアップソリューションの多くは、主にオンプレミスの物理環境とクラウドの仮想化環境をその対象としていた。この市場において高い実績を誇るあるバックアップソリューションがバージョンアップを果たし、その対象にNASなどのファイルサーバも加わった。
NASへの対応はこれまで限定的で、企業におけるデータの爆発的な増大に対するニーズに、必ずしも応えられていなかった。それがバージョンアップにより、従来定評のあった高速な増分バックアップ、重複排除や圧縮といった優れたデータ管理機能、使いやすいバックアップおよびリストアツールをNASに対しても解放したことで、その活用範囲はさらに広がったのだ。
本コンテンツでは、新たなバックアップソリューションで実現したNASへの対応が、企業にもたらすメリットを解説する。併せて、このNAS対応のユースケースとして、複雑さ故に確実なデータ保護が難しかったVDI環境のバックアップ管理、分散してサイロ化した部門ストレージの統合基盤としての利用を紹介する。