2022年上半期のランサムウェアについて振り返ると、2021年に引き続き、二重脅迫型の攻撃による被害が拡大していることがうかがえる。特に猛威を振るったLockbitは、国内でも多くの被害が報告されている。VPNサーバの脆弱性を悪用して侵入することが多いランサムウェアだが、IT投資が十分でない企業はなかなか対策が進んでいないようだ。
また、サプライチェーン攻撃が横行したことにも注目したい。その傾向としては、標的企業の製品にマルウェアが混入され、そのユーザーが被害に遭うというパターンが多い。この現状を踏まえると、セキュリティ対策は自社だけのためではなく、関係先などの他社のためでもあることが理解できるはずだ。
本資料では、ランサムウェア、サプライチェーン攻撃、国家による攻撃、クライムウェアという4つの脅威を取り上げ、2022年上半期の傾向を振り返るとともに、下半期の動向を予測・解説している。自社のセキュリティ対策を強化する上での参考にしてほしい。