オリジナル商品を中心に通信販売事業を展開するフェリシモ。同社では従来、約600社の仕入れ先メーカーとの受領書兼請求書のやりとりを紙ベースで行っており、印刷や郵送にかかる手間とコストが大きな課題となっていた。特に郵送作業には1.5日程度を要し、残業や休日出勤が必要になることもあったという。
そうした中、コロナ禍が本格化し、リモートワークでの受領書兼請求書の発行や回収が難しくなった同社。電子配信へシフトすべく、ある電子帳票プラットフォームの導入を決断する。これにより受領書兼請求書をワンクリックで配信できる体制が整ったことで、印刷・郵送作業の工数は従来の3分の1まで削減され、送料だけでなく紙や封筒も不要になり、月間10万円のコスト削減も可能になった。
基幹システムに手を入れることなく、既存帳票をPDFに変換するだけで配信できる点も、同プラットフォームの魅力だ。スムーズに導入できるため、仕入れ先のリモートワーク推進にもつながっているという。本資料ではその選定理由を含め、同社の事例をさらに詳しく紹介していく。