デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の1つのアプローチとして、データ活用による業務改善・改革に取り組む企業が増加している。しかし、ITスキルがなければ使いこなせない仕組みを構築してしまった結果、せっかく集めたデータを十分に活用できていないケースも多く、構築後の活用を見据えた体制づくりが大きな課題となっている。
そんな中、「全社員がデータをもとにクリエイティブに仕事する」というゴールへ向け、データ活用体制を整えたのがセゾン情報システムズだ。社内システムの100%クラウド化に伴い、データが社外に分散した結果、横断的にデータを活用しづらい状態になっていたという同社。その状態を解消すべく自社でデータ活用基盤を構築し、社員が各自でデータを検索・抽出・可視化・自動化できる仕組みを整えた。
もちろん、基盤の構築で終わりとせず、社員のデータリテラシーやデータ活用スキルをアップさせる教育プログラムを実施するなど、ゴール達成に向け工夫を凝らしている。本資料では、同社の取り組みを基に、データ基盤の構築や運用、活用や定着における留意点や、データを“有用な知”へと進化させるポイントを見ていく。