三菱重工業では、それまで部門単位で運用してきたファイルサーバを統合し、一元的に管理する体制の構築に取り組んできた。その次のステップとして浮上したのが、35TBにも膨れ上がったファイルサーバの容量問題だ。
データの種類ごとに保管ルールを細かく定めるなど、データ圧縮への取り組みはこれまでも行ってきた。しかし、プロジェクトに関するデータは全て保存するルールに加え、同社のプロジェクトは10~20年と長期にわたることも珍しくなく、さらに担当者の異動も重なって、誰も中身を知らない膨大なデータが蓄積されてしまったのだ。
長らく閲覧・更新されていないデータは多数に及ぶと見込まれるが、ファイルの要否は現場にしか判断できない。そこで必要となったのが、サーバの中身を一目で分かるように可視化するツールだ。ツール導入によって同社のファイルサーバ環境はどう変わったのか、本資料で詳しくて解説する。