変わり続けるネットワークの景色、「NaaS」の台頭は企業戦略にどう影響するのか

　セキュアアクセスサービスエッジ（SASE）への関心はますます高まっている。ネットワーキングとセキュリティの機能をクラウドネイティブなソリューションに統合している、この新たな選択肢には、まだ定義に混乱がある。例えばSD-WANとの関係だ。SASEはSD-WANに置き換わるのか、互いを補強する関係なのかとは、よく聞かれる質問だ。

　その関係性を正しく表現するならば、SD-WANはSASEの土台といえるだろう。SASEはSD-WANをはじめ、セキュアWebゲートウェイ、クラウドアクセスセキュリティブローカーなどの複数のas a Service機能を組み合わせたものだからだ。企業の中には、SD-WANは導入しているがクラウドセキュリティは導入していない、あるいはその逆の状況というケースも一定数あるが、SASEはその状況を改善する一手になる。

　こうした状況下で台頭してきたのが、ネットワークの利用・運用を従量消費のas a Serviceモデルに移行するNaaS（Network as a Service）だ。そこで本資料では、SASEの現状とNaaSの影響、将来についてをレポート。グローバルな調査から判明した、これらのトレンドに対する有用な視点を提供する。