コロナ禍の影響でリモートワークが普及した今、その継続を望むビジネスパーソンが増えている。これからの企業に求められるのは、時間と空間に縛られない職場環境を構築し、子育てや介護といった個々の事情があっても、能力のある人材が力を発揮できるような柔軟な働き方を実現することといえる。
そこで必要となるのが、コミュニケーションや情報共有を円滑に行え、かつ透明性を高められる仕組みづくりだ。ある調査によると、コロナ禍終息後のリモートワーク方針について、経営層の66%が「透明性が非常に高い」と感じている一方、それに同意する従業員は半数にも満たないという。こうした経営層と従業員の間のズレを解消するためにも、見えない本音を引き出し、それに応えられる仕組みづくりが重要となっている。
本資料では、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏と、働き方改革の第一人者であるワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵氏の対談から、企業が目指すべき新しい働き方と、その実現に向けた仕組みづくりのヒントを探る。