クラウドの可用性はクラウド事業者が面倒を見てくれるから安心、あるいはクラウドはクラウドサービス標準機能で十分と思っていないだろうか。基幹系システムや周辺システムのクラウド移行に関しては、この考え方は誤解といえよう。
例えば、従業員数が1000人を超えるような企業の基幹系システムは作り込まれていることが多く、クラウドの移行先としてInfrastructure as a Service(IaaS)が選ばれる傾向にある。IaaSではクラウド事業者が責任を負うのは基盤のみで、OSやミドルウェア、アプリケーションの可用性はユーザーである企業側の責任範囲となり、システム障害対策が欠かせないのだ。
本資料では、Amazon Web Services(AWS)を例に基幹系システムのクラウド移行での可用性を確保するために、どのような障害対策が必要となるかを解説する。ポイントを押さえて対策を組み合わせることで、アプリケーション障害への対応、システムの停止時間の短縮など、自社要件に合った環境を実現できるという。