決済サービスを軸に幅広い事業を手掛ける、トランザクション・メディア・ネットワークス。そのビジネスを支えるのがオンプレミスとAWS(Amazon Web Services)にまたがるITシステムであり、一元的な運用監視体制だ。環境を問わずシームレスに監視・ジョブ運用を実施し、インシデント対応の高速化も実現している。
この効率的な環境は、当初から構築されたものではない。同社の成長とともにシステム監視が複雑化したことによる、インシデント対応のリードタイム長期化がきっかけだった。改善のために同社は、乱立した監視ツールの統一、そしてシステム運用の内製化に着手。そこで、サーバやネットワーク、セキュリティなど各システムより自動的に上がるインシデント情報から必要な情報のみを抽出できる運用管理ツールを導入した。
同社が高く評価するのが、AWSのEC2やS3、RDSなど各サービスを統合的に監視できる機能だ。オンプレミス運用の延長でクラウドを管理できるので、監視・ジョブ運用の標準化と管理運用の属人化解消を進めることができた。本資料では、このような同社の取り組みから、ハイブリッド時代の運用管理スタイルを探る。