“システム突然死”防止の鍵となる「オブザーバビリティ」実現のポイントとは？

　企業のシステムが分散し複雑化する中で、システムの「中」を見える化することが重要となっている。いつ、どこで、何が起きているのか、その透明性を確保するために有効なのが、「可観測性」（オブザーバビリティ）の追求だ。

　オブザーバビリティを実現する際、ログ管理ツールの利用が手段の一つになる。多種多様な可観測性データをもたらすイベントログを常時把握することで、企業はシステムの障害を迅速に特定でき、過負荷を予測することもできる。一方で、ログ管理ツールを有効に利用するために、注意が必要な点もある。

　本稿は、オブザーバビリティ実現のためにログ管理ツールが重要になる理由と、ログ管理ツールを活用するポイントやツール選びの方法を紹介する。