Oracle Grid Infrastructureに標準装備された、Oracle Databaseの高可用性(HA)機能である「Oracle SEHA(Standard Edition High Availability)」。同機能はOracle Database 19.7およびOracle Grid Infrastructure 19.7以降のバージョンから使用でき、SE2ライセンスを持っていれば無償で利用可能だ。ただし、環境や構成、バージョンなど、幾つかの要件や制限事項があることに注意したい。
例えば、同機能は初期の19cリリース(19.3~19.6)では使用できず、パブリッククラウドにも対応していない。さらに共有ディスクが必須な上、Oracle Database以外のアプリケーションをHA化するには、ユーザー責任でスクリプト開発を行う必要がある。運用面においても課題があるため、導入に踏み切れない企業は多い。
本資料では、こうしたOracle SEHAの導入・運用面の課題を解決するものとして、HAクラスタリング/データレプリケーションソフトウェアを紹介する。その特徴やメリットを、Oracle SEHAとの機能比較を交えながら解説しているので、参考にしてほしい。