意思決定の迅速化が求められる中、製品/サービス開発の柔軟性をいかに高めるかが、多くの企業で課題となっている。そのカギとなるのはAPIだ。しかし、作成したAPIに汎用性がなく再利用できていない、APIの作成から活用、再利用までのプロセスが効率的に管理できていない、といった悩みを抱える企業は多い。
そこで注目したいのが、目的に合ったアジャイルなアプリケーションの「ビルディングブロック」を作り、APIを介してそれらをつなぎ、調整や入れ替えが容易な「アプリケーションネットワーク」を構築するアプローチだ。これにより、複数のビジネス機能を実装するためのサービスを素早く統合できる柔軟性、イノベーションに不可欠な俊敏性、堅牢なプラットフォームを獲得できる。
ただし、アプリケーションのビルディングブロックを構成する各要素は、一般的な製品と同じく独自のライフサイクルを持つため、プロダクト指向でそれらを扱うことが重要となる。現状のように実装したら完了では、生産性や効率性が失われてしまうのだ。そこで本資料では、設計/実装/管理という一般的なプロダクト指向の3つのステージに沿って、このアプローチの進め方を解説する。