自動車を購入したことがない顧客をターゲットに、初期費用なし、毎月定額の料金でマイカーに乗ることができるサブスクリプションサービス「ClickMobi」を提供する日産自動車。当初このサービスの契約手続きは、Webサイトで申し込みをした顧客に紙の契約書類を郵送し、署名押印して返送してもらう形だったという。
しかしこのやり方では、契約に至るまで平均1週間かかり、記入内容の不備や押印忘れなどにより、その期間がさらに延びるという問題があった。そこで同社では、契約の一連のプロセスを電子化し、全ての手続きがオンラインのみで完結する仕組みとして、顧客と企業の双方にとって使いやすい、優れたUI(ユーザーインタフェース)を備えた電子サインソリューションを導入する。
本資料では、新車のサブスクリプションサービスの契約手続きを電子化することにより、顧客の利便性の向上と契約にかかる時間の短縮を目指した、日産自動車の取り組みを事例として紹介する。同社では同ソリューションを導入して以降、9割以上の顧客が電子契約を選択するようになり、顧客の手続きの簡素化、オペレーション業務の大幅な省力化を実現したという。