ある調査によると、何らかの形で電子契約を利用している企業は2020年7月の41.5%から急増し、2021年3月には67.2%にまで上ったという。こうして契約業務のデジタル化、効率化が進む一方で、期待通りの成果を得られない企業もいる。
その背景には、契約書作成やレビュー、押印申請、契約締結、契約書の管理といったプロセスごとにシステムが分断されていることがある。こうした状況では、レビュー結果の転記や申請状況の確認、データベースの統一など、システム連携に人の手が介在せざるを得ない。また、紙契約と電子契約が混在し、契約書の管理が複雑化する、検索性が低下するといった問題も指摘されている。
本コンテンツでは、電子契約の導入が進む中、バックオフィスが抱える2つの課題を解説する。その上で、複雑化する契約管理から脱却する方法として、契約締結業務をワンストップにデジタル化する電子契約サービスを紹介する。紙と電子の契約を一元管理することも可能で、契約を起点にバックオフィス業務全体のペーパーレス化を推進するという。