新興企業にとって意思決定の迅速化は、流動的な市場ニーズに柔軟に応え続けるためにも不可欠な取り組みであるといえる。そこで、こうした企業の多くは、はじめからバックオフィス業務全体のデジタル化を見据えており、クライアントやパートナー企業などとの契約に関する一連の業務も対象に含めていることが多い。
その背景には、従来の契約業務とワークフローでは紙書類が当たり前であり、レビューや押印申請などに必要以上の時間と労力がかけられていたことがある。また、契約業務をデジタル化するソリューションは既に複数存在しているが、押印申請ワークフローやドキュメント管理などのシステムがサイロ化しており、必ずしも効率化に寄与しているとはいえないケースも見受けられる。
本コンテンツでは、契約業務の全プロセスのデジタル化を一気通貫で実現する、クラウドベースの電子契約サービスを導入した4社の事例を紹介する。デジタル化はもちろん、契約管理の一本化やコストの削減、契約締結までの時間の短縮など、各企業が確実に成果を挙げていることが分かる内容になっている。