DXが推進される一方、企業環境はサイロ化し、ITエコシステム全体の複雑化が加速している。中でも問題なのがAPIの乱立で、現在の企業では平均で950個超ものAPIが使われており、形式や仕様も非統一であることが多い。これら全てのAPIを検出/管理/保護するのは非常に時間と労力がかかるため、DXで重要なアジリティーとコンポーザビリティの妨げとなっている。
そこで求められるのが、APIの「包括的管理」というアプローチだ。これはAPIのフルライフサイクル管理機能の対象範囲を、特定の構築/デプロイ環境に限定されず全APIを対象とすることを意味する。これにより、乱立するAPIを作成者によらず管理できる他、新たなインテグレーションプロジェクトに再利用できるAPIを探し当てることも容易になる。
また、最新かつ正確な情報を適切に用意/提供することで、資料作成などに要していた時間も削減できるなど、多くのメリットが期待できる。本資料では、モノリシックからコンポーザブルなITアーキテクチャへの転換を可能にする、APIの包括的管理を実現するアプローチについて、詳しく紹介する。