東京都江東区では、庁内の情報系システムを収容する仮想化共通基盤を2013年度に構築し、庁内ポータルや文書管理システムなどを集約してきた。しかし、庁内には個別の物理サーバ上で稼働するシステムや、各業務部門が独自に管理するシステムが残存していた。そこで同区は、仮想化基盤のリプレースを機に、インフラ環境の全体最適化に着手する。
そこで選ばれたのが、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)だ。決め手となったのは、サーバルームのスペース削減、運用管理の一元化/簡素化を実現できること。さらに、それまでは文書管理システムのバックアップに2日近くの時間がかかっていたが、高度な圧縮/重複排除機能を備えた同HCIにより、高速化が見込める点も魅力だった。
コンピュートノードを柔軟に追加できる同HCIにより、コストを抑えつつ性能要求をクリアできた他、約3分の1のデータ削減、バックアップ業務の効率化、セキュリティの強化など、さまざまな効果が生まれているという。本資料で、その詳細をぜひ確認してもらいたい。