コロナ禍で空港職員の安全を支えた「BIダッシュボード」の中身とは

　空港の保安保健所における乗客や荷物の検査を担う米国運輸保安庁（TSA）は、業務効率化を目的に以前から「BI」（ビジネスインテリジェンス）ツールを活用してきた。だが新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミック（世界的大流行）を期に、マスクや消毒剤を空港に安定供給し、職員の安全を守るサプライチェーン管理にもBIツールを活用しはじめた。

　TSAの担当者はこうした仕組みの構築について、「思ったほど労力はかからなかった」と話す。TSAはどのようにサプライチェーン管理を実現したのか。主な使い方とBIダッシュボードの中身を紹介する。