「脱PPAP」実践ガイド：押さえるべきポイントから代替策の選び方まで

　パスワード付きZIPファイルとパスワードをメールで別送する「PPAP」は、ファイル共有のセキュリティ対策として広く普及しているが、政府が廃止を決定したことや、日本独特の文化であることを背景に、脱却の動きが加速している。また、攻撃メールによって感染が拡大する「Emotet」は、PPAPの脆弱性を利用することもあるため、対策が必須となっている。

　一方で、PPAPのリスクを企業内で認識できておらず、なかなか脱却できないという声も多い。PPAPはセキュリティ上のリスクだけでなく、そのやりとり自体に手間がかかることも指摘されている。取引先が脱PPAPを推進している場合、受信を拒否されるケースもあるため、早急に代替策を検討したいところだ。

　本資料では、脱PPAPに取り組む上で押さえるべき2つのポイントについて解説するとともに、5つの代替策を挙げ、それぞれの特徴やメリットを紹介していく。また、脱PPAPにおいて多くの企業が見落としがちな対策や、利便性への配慮、運用・管理負荷の低減についても言及しているので、参考にしてほしい。