増分バックアップが2時間で、大規模環境のバックアップを改善した仕組みとは？

　電子機器などを扱う総合商社のスズデンは、3つのバックアップシステムを運用している。ただ、約400台のVDIを含む、大規模な環境の統合バックアップは容易ではない。バックアップ速度など幾つかの課題を抱えていたという。

　その問題を解消したのが、ツール1つでバックアップとレプリケーションを行える新たなバックアップツールだ。バックアップ時間は大きく改善され、1日の増分データ（約650GB）なら約2時間で完了。特筆すべきはリストア能力で、1VMあたり約7分で行えるという。また、同じベンダーの監視ツールも採用することで、仮想化基盤の監視も実現できた。

　また、同社はハイブリッドクラウド環境で運用しており、重要な仮想マシンをAmazon Web Servicesに2次バックアップを取るなど、バックアップ面でもクラウドを活用している。今回のバックアップツールを利用することで、データをオンプレミス・クラウド間で自由に行き来させることも可能になるなど、ハイブリッド環境の利便性を高める効果も得られている。本コンテンツでは、Webキャスト形式で同社の担当者らにインタビューしており、ユーザー側の生の声を確認できる内容となっている。