ランサムウェアを攻撃の初期段階で防御、ゼロトラストの実現を支えるMFAとは？

　セキュリティにおける以前の境界のイメージは、データとアプリケーションを一箇所の門で管理する壁だった。そこではVPNファイアウォールやMDMソリューションを、ネットワークという城を囲む堀のように利用していた。しかし現在は、あらゆる場所、デバイスからのアクセスが当たり前となり、以前の堀はなく、城への入口がたくさんある状態だ。

　企業のそうしたセキュリティの現状を背景に、ランサムウェアによる被害が後を絶たない。その攻撃は複数のステップから成り、比較的短期間の場合もあれば数カ月にわたって実行される場合もある。手法自体も多様であり、その攻撃のほとんど全てがログイン情報を盗むことから始まる。

　そこで有効なのが、多要素認証（MFA）である。中でも本資料で紹介するMFAは、デバイスの安全性を担保するソリューションなどとも連携でき、ゼロトラストセキュリティ実現の第一歩にもなる。本資料では、ランサムウェアの進化の過程や攻撃プロセスを明らかにするとともに、同MFAの特長や導入メリットなどを詳しく解説する。