広範囲の業務自動化で年換算1649時間を削減、HS情報システムズに学ぶRPA活用法

　政府系金融機関への支援として、20年にわたり基幹業務システムの運用やヘルプデスクを担ってきたHS情報システムズ。現場では運用手順書に基づく業務をそのまま継承していたため業務負荷の高さとミスの発生が課題となっており、これらの改善のためにRPA導入を決断する。

　基準を設けて3つの製品を試した結果、操作性と動作の安定性に最も優れた製品を選定。自動化できる範囲が広く、フローチャートからやりたいことを「やりたい方法」で形にできることが評価された。海外製品ではあったが近々日本語版がリリースされることに加え、社内トレーニングを開始したタイミングでウェビナーが日本語化されたことも安心感につながった。

　導入後は運用・開発体制を整備しつつ、セルフトレーニングをベースに社内・社外での講習会を繰り返すなど教育体制も構築。年換算での削減時間が1649時間に及ぶなど立ち上げにも成功し、今後はより効率的な自動化のためのスキームを作り、普遍的な業務ツールとして活用していく予定だという。本資料では同社事例を基に、このRPA製品と導入までの取り組みを詳しく紹介する。