社内外を問わないハイブリッドな働き方が常態化する中、安全性を確保する手段として、VDIやDaaSが注目されている。一方で、その導入には課題も多く、コストや運用負荷の増大を懸念する声は多い。その中でデータレスPCを採用し、セキュアな業務環境を実現した企業が幾つも登場している。
例えば働き方改革の推進に取り組んでいた小岩井乳業では、働く場所を問わないPC環境を構築するため、社内で利用するPCをレンタルで調達したタブレット型PCにリプレース。それと同時にデータレスPCを導入することで、ユーザーの利便性とセキュリティを両立しながら、PCの交換やリプレース時のデータ移行にかかる時間を削減している。
既にMicrosoft 365(旧:Office 365)を導入していた同社にとって、OneDriveを有効活用できた点は魅力だったという。本コンテンツでは他にも、早稲田アカデミーやフジテレビジョンなど4社の事例を通して、データレスPCのコストメリットやセキュリティレベル、パフォーマンス、ネットワーク接続の安定性などについて明らかにしていく。