コンテンツ情報
公開日 |
2022/01/26 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
14ページ |
ファイルサイズ |
6.41MB
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要約
クレデンシャルスタッフィング攻撃の成功率は、実際には0.2~2%にすぎないにもかかわらず、その被害は増加傾向にある。こうした高度に自動化された攻撃手法が採用され続けているのは、現状が攻撃者にとって有利な環境であり、経済的なうまみがあることが背景にある。
今や攻撃の原資となる認証情報をはじめ、攻撃をオーケストレートするツールや攻撃実行のためのbotネットツールは、簡単かつ安価に手に入る。ツールや手法そのものも常にアップデートされ、適切な対策を講じていない、あるいはそれを継続していない組織は格好のターゲットとなる。つまり攻撃者は、攻撃の価値と成功率、コストを勘案しながら、確実なROI(投資対効果)を出せるように行動できる立場にあるといえる。
本コンテンツは、経済学的な見地から、クレデンシャルスタッフィングに代表される高度に自動化された攻撃の最新動向をまとめたレポートだ。攻撃者は経済原理に基づいて行動しているにすぎず、組織のセキュリティチームは、まずはそのROIを減少させるような防御メカニズムを整備することが重要であると理解できるはずだ。