脅威とリスクの分析を効率化、「セキュリティインテリジェンスグラフ」の活用法

　セキュリティインテリジェンスグラフは、世界中で発生したあらゆるサイバー攻撃や侵害行為に関する情報を集約、整理し、脅威とリスクの分析に役立てることを目的として作られたモデルだ。政府・軍事関連のインテリジェンスの集約に焦点を当てていたモデルが、その起源になっているという。

　脅威インテリジェンスに関するインターネット上の全てのエンティティとイベントを、リアルタイムに描写するセキュリティインテリジェンスグラフは、脅威情報の可視化にとどまらない、多くのメリットを提供する。特に、全ての情報をこのモデルから利用できるようにすることで、これまで膨大な時間を要していた脅威やリスクの分析を劇的に効率化できる点は、アナリストの作業負荷の軽減につながる。

　本コンテンツでは、セキュリティインテリジェンスグラフのさまざまな構成要素について解説する。併せて、アナリストとアルゴリズムの両方がセキュリティインテリジェンスグラフにアクセスし、そのインテリジェンスを活用するための方法についても紹介している。