技術文書・技術解説
富士フイルム株式会社
テープの通説を覆す、再注目を浴びる「テープ」ストレージがもたらす価値とは?
コンテンツ情報
公開日 |
2021/09/30 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
8ページ |
ファイルサイズ |
605KB
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要約
昔の技術であると考えられてきたテープストレージが、ストレージの選択肢として再注目されている。データが爆発的に増加する今、セカンダリーストレージの運用はコストを要する上、HDDやフラッシュドライブのみによる保護ストレージ層は、巧妙化するサイバー攻撃に対応できないからだ。
テープに関するよくある通説として、信頼性の低さが広く語られてきたが、正しく実装することで信頼性の向上は可能となる。最大の課題はその可搬性から生じるものであり、人的ミスや不手際による損傷が障害を発生させている。現在ではこの課題を解消したテープライブラリが登場しており、ある調査ではHDDの製品寿命が最大5年であるのに対し、テープは30年と、高い耐久性が示されている。
本資料では、テープの欠点に関する3つの通説を覆した上で、モダンインフラにおいてテープが果たす役割や、最大のメリットである「コールドオフサイトストレージ」について解説する。ディスクとのパフォーマンス/コスト比較も行っているので、参考にしてほしい。