技術文書・技術解説
日本アイ・ビー・エム株式会社
AI導入レポート:新型コロナで加速するAI活用、投資トレンドはどこへ向かう?
新たなテクノロジーの登場は時にビジネスの運営方法を根底から変えてしまう。AIは、その1つになりつつある。顧客との対話、自動化、セキュリティ管理など幅広くAIが活用されている。企業の導入状況はどこまで進んでいるのだろうか。
コンテンツ情報
公開日 |
2021/08/04 |
フォーマット |
URL |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
13ページ |
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要約
新型コロナウイルス感染症の影響というとテレワーク環境の拡大をイメージしがちだが、人工知能(AI)もまた影響を受けた分野の1つだ。2021年の世界5,500社以上を対象とした調査では、実に3分の1近くがビジネスでAIを利用しており、導入を検討している回答者も半数近くに上り、計74%にもなった。
とはいえ導入障壁も高く、AIに関する専門知識不足、データの複雑化やデータサイロの増加といった理由を指摘する声も多く、AI移行に苦戦する企業が3社に1社を超えるなど、苦戦する企業はまだまだ多い。一方、今後1年間におけるAI投資のトレンドでは、データセキュリティ、プロセスの自動化、カスタマーケアがトップ3に並んだ。
特にAIを活用した自動化は、利用企業が61%と多く、日常業務をはじめ、ITインシデントの対応・解決の自動化など複雑なユースケースにも利用され始めている。特に中国での導入率が高く、利用中・導入予定の企業は92%にも及ぶ。全体的なAIの導入率でも中国やインドは米国以上に高い割合を見せるなど、国別の導入傾向にも興味深い結果が表れた。本資料では、このようなAI導入状況を詳しくレポートする。