コンテンツ情報
公開日 |
2021/07/16 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
8ページ |
ファイルサイズ |
1.57MB
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要約
特に堅牢性や可用性が求められるシステムの構築において、不可欠な概念といわれる「べき等性」。これは、「ある操作を1回行っても、複数回行っても、結果が同じである」ことを保証するような実装を目指す概念であり、その基本パターンとしては、入力時チェック方式、出力時チェック方式、トランザクション型処理への対応の3つが挙げられる。
例えば、商品の注文時に何らかのエラーが発生してリトライ処理が行われ、同内容の複数の注文メッセージがシステム側に重複送信されるといったケースで、べき等性を確保するためにはどうすればよいのか。前述の基本パターンの1つ、入力時チェック方式に当てはめれば、そもそものデータ重複を回避する策が最適といえるだろう。
本コンテンツでは、サーバレス開発を前提にした、べき等性を確保した形での機能実装方法について、リトライ処理によるリクエスト重複の回避を例に、コードを示しながら具体的に解説している。Amazon Web Servicesの一部サービスを使い、より簡単にメッセージの重複排除を実装する方法にフォーカスされているので、ぜひ参考としてもらいたい。