ECサイトを支えるクラウド環境が複雑化、アシックスは性能管理をどう最適化した

　スポーツ向けシューズやアパレルを手掛けるアシックス。同社では、ホリデーシーズンの買い物で同ブランドを継続して購入してもらうために、全ての買い物客に完璧なソフトウェア体験を提供することに取り組んでいる。そのインフラとして、SAP Customer Experience（SAP CX）ベースのB2C／B2BコマースアプリケーションをAmazon Web Services（AWS）上で実行していた。

　しかし、この環境が複雑化し不透明さが増したことで、顧客に影響を及ぼすパフォーマンス問題の原因特定が難しくなっていた。同社には、パフォーマンスをフルに発揮できる状態を維持し、顧客の目標達成を継続的に支援できるソリューションが必要だった。

　そうした中、同社が選択したのはモニタリングツールを超えたインテリジェンスと自動化を提供するAI搭載APM（アプリケーションパフォーマンス管理）製品だった。SAP CXやAWSをネイティブでサポートする同製品は、顧客の5％に影響し購入失敗につながっていたエラーレート増加を発見。すぐにこの問題を解決したことで、ホリデーシーズン前に顧客への影響を最小限にとどめ、コンバージョン率を最大化したという。本資料では、同社の取り組みを紹介する。