96％の値をたたき出したのは？　VMデータ削減率の比較で知るストレージ選定要点

　ストレージ選定の際に重視する企業が多いのが、重複排除や圧縮といった機能によるデータ削減率だ。特に、同じOSで動く仮想サーバが多いほど重複するデータブロックが多くなるため、一般に仮想環境ではファイルサーバ環境よりも重複排除の効果が高くなるといわれており、その実態が気になる企業は多いだろう。

　そこで本資料では、あるエンタープライズ向けストレージアプライアンスについて、エントリーからミッドレンジ、ハイエンドまで多様なモデルを取り上げ、VMデータの削減率を検証した結果を公開している。各機種は、価格帯や用途はもちろん、重複排除の単位や圧縮方式、データ削減の粒度も異なっており、コストパフォーマンスの見極めにも有用だ。

　詳細な検証結果は資料を確認していただきたいが、データ削減率が最も高かった機種は96％という突出した値を示すなど、興味深い内容となった。本検証は各機種の優劣を決めるためのものではないものの、利用シーンや環境によって最適なストレージを選択するための、大きな手助けとなることは間違いないだろう。