テレワーク時代の複雑なIT環境を守る、「SASE」のメリットと実現のポイントとは

　企業のICT環境を取り巻く現状は、一段と厳しさを増している。サイバー攻撃はますます高度化し、自力での対策は困難なレベルに達しており、テレワーク推進によって社内外に分散したエンドポイントは、攻撃者にとって格好のターゲットとなっている。さらに、リモートからのトラフィック急増も、生産性を低下させる一因だ。

　そもそも従来のIT環境では、新しいテクノロジーが登場する度に、システムに追加することが多かった。その結果、“つぎはぎの構成”となったIT環境の運用管理には、多大な労力とコストを要するようになり、セキュリティリスクの高まりや、ガバナンスとユーザー利便性の低下を招くことになってしまった。それらの解決の鍵となるのが、「SASE」（Secure Access Service Edge）という概念だ。

　本資料では、現代の複雑化したIT環境で浮き彫りになる課題を挙げながら、セキュリティとネットワークの融合によってその解決を目指すSASEについて、実現のポイントを解説する。併せて、SASE実現に不可欠な8つのコンポーネントを統合して提供するソリューションも紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。