作業時間を3割削減、「モノタロウ」のカタログ制作に学ぶPDF共有レビューの実力

　備品、事務用品など、間接資材に特化した日本最大級のB2B（企業間取引）オンラインストア「モノタロウ」を運営するMonotaRO。取り扱う商品は1800万点以上に及び、それらを掲載するカタログは1冊200～700という膨大なページ数となる。同社ではこれをほぼ内製しているが、制作された原稿のレビュー（校正）は紙に印刷したものを関係各所に回覧するという手法だったため、時間と労力が大きな課題となっていた。

　これを解決したのが、Adobe Acrobat DCの機能である1つのPDFに複数人が同時に注釈を書き込める「共有レビュー」機能だ。クラウド上にPDFファイルをアップロードすることで、いつでも好きな時にレビューができるだけでなく、書き込みを行った担当者の表示や注釈を入れる期限の設定が可能。一人一人のレビュー時間を増やしつつ、全体のレビュー時間を短縮できる。

　この他にも検索機能による表記ミスの効率的な発見や、注釈のコピー＆ペーストによる入力ミス防止なども合わせて、全体の作業時間を紙作業の頃から30％以上短縮。ペーパーレス促進と同時に、業務コストの大幅な削減に成功したという。本資料では、同社の事例を基にこのソリューションについて解説する。