激動の2020年の先へ、世界のITリーダーたちが見通す2021年以降のデジタル戦略

　2020年にパンデミックが全世界に広がり、あらゆる産業が大きな影響を受けた。リモートワークの導入も急速に進んだが、その中ではデジタルトランスフォーメーション（DX）で後れを取っていた企業がパンデミックの影響をより多く受けることも明らかになり、変革の重要性があらためて認識されるようになった。

　また、消費者行動にも大きな変化があった。ある調査によると、アジア太平洋地域では30～50％の買い物客が生活必需品購入にこれまで使用していた店舗をやめ、最大70％が新しいブランドを試すようになったという。これに、2020年にeコマースが大きな成長を遂げたことを考え合わせれば、効果的なデジタル体験の提供やあらゆる領域でのリモート化などのデジタル戦略を推し進めることの重要性がさらに見えてくるだろう。

　本資料では、組織が今後どうDXに対応し、推進していくべきかについて、各業界のITリーダーたちの提言をまとめている。新たな局面を迎えつつあるDXによって「市場における存在感を高めたい」「違いを生み出したい」と考える多くの企業にとって参考になる内容であり、2021年以降のIT戦略の道筋を立てる一助ともなるだろう。