専門家に聞く、不確実な時代を生き抜くために今推進すべき人事改革とは

　不確実な時代に即した人事戦略を掲げ、ニューノーマルな働き方を実践し、成功している企業は決して多くない。その成否を分ける重要なポイントの1つとなっているのが、自社が目指す“人と組織のあるべき姿”を明確にし、実現に向けた課題を認識しているかだ。

　新型コロナウイルスの影響でテレワークの実施を余儀なくされたように、変化の早い昨今においては、緻密に立てられた戦略が突如実行できなくなる可能性がある。そのため、効率的な組織運営よりも変革推進の必要性が高まる今、人事部門には、会社の理念やミッションを軸に、中長期の環境変化を予測・分析して戦略を策定することが求められている。

　その取り組みにおいては、PEST分析などによって“チャンス”と“リスク”を分析し、「経営の思い／戦略」「組織風土」「人事施策／制度改革」の理想的な関係性を想像した上で、心理的資本の高いリーダーとなることが重要となる。本Webキャストでは、積水ハウスの人事をけん引する藤間美樹氏の講演から、企業のリーダーや人事責任者が推進すべき、2021年における人事改革の在り方を探る。