事例
富士電機ITソリューション株式会社
1000万円の在庫削減、業務効率化を実現する製造現場の生産データ活用術
働き方改革や業務効率化、在庫管理の精度向上など、製造現場が抱える悩みは数多い。これらの課題を、生産データを効果的に活用する仕組みの構築により解決した企業がある。具体的にどう取り組んだのか、その秘訣を事例に探った。
コンテンツ情報
公開日 |
2020/12/25 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
346KB
|
要約
特殊加工装置の研究・製造・サポートを手掛けるある企業では、生産管理システムにおいてスクラッチ開発したプログラムでレポート・クエリによるデータ活用を行っていた。しかしプログラム1本当たり平均5人日の開発工数がかかるため、時間とコストの問題で全ユーザーの要望に対応できていなかった。
そこで同社は、生産管理システムのリプレースと同時にBIツールの導入を決断。数あるツールから選んだのは、“生データ”を直接参照して自由に加工でき、低コストで導入できるBIツールだった。このツールはリアルタイムにデータを参照できるため、営業時間を圧迫していた夜間バッチ処理も不要となった。
また、IT知識のないメンバーでも簡単に使うことができ、高い開発効率をもってレポート化を進めることができたという。同社において1日がかりだった報告書をワンクリックで出力したり、帳票作成ツールとの連携で棚卸時の金額誤差を1%未満に抑制したりと、多くの効果を生み出したという生産データ活用の取り組みをぜひ確認してもらいたい。