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日本アイ・ビー・エム株式会社

事例

日本アイ・ビー・エム株式会社

膨大な実験データを確実に蓄積、高速アクセスを提供するKEKのシステム構築術

最先端研究の現場では、さまざまな実験から膨大なデータを日々取得し、それらを新たな知見の原資としている。そのデータ管理運用基盤であるストレージシステムの強化を目指した高エネルギー加速器研究機構(KEK)の取り組みに迫る。

コンテンツ情報
公開日 2020/11/25 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 1.06MB
要約
 高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、世界の約700人の研究者が参加する素粒子実験プロジェクト「Belle II」をはじめとする、さまざまな科学分野の研究と実験を行っている。同機構での大規模実験で使用される加速器では、1日当たり100テラバイトを超えるデータが生成されていたが、今後実験が本格化すると、そのデータ量は倍増すると予測されていた。

 データ基盤となるインフラには、これらの膨大なデータ全てを一切漏らすことなく確実に保存することが求められる。こうしたニーズに応えるべく、インフラの構築や運用管理を担うKEKの計算科学センターでは定期的にシステムの更改を行っており、現在の階層型ストレージシステムにたどり着いたという。

 本資料では、数百ペタバイトにも上る実験データを蓄積、活用するためのインフラ構築に向けた取り組みを紹介する。計算科学センターでは以前から、コストと消費電力、設置スペースの観点から、ストレージシステムの最適解をテープドライブに見いだしており、現在のシステムはその弱点ともいえるI/O性能を、専用ソフトウェアと新たなフロントストレージの組み合わせで高速化しているという。