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      富士通株式会社
      デジタルアニーラは新素粒子を発見できるか ? 最前線の識者2人が語る期待と現状
    
    
    
      コンテンツ情報
      
      
        | 公開日 | 2020/03/04 | フォーマット | PDF | 種類 | 製品資料 | 
      
        | ページ数・視聴時間 | 7ページ | ファイルサイズ | 4.79MB | 
      
    
    
    
    
      要約
      
         2012年、CERN(欧州原子核研究機構)のLHC(大型ハドロン衝突型加速器)による実験でヒッグス粒子が発見されたことで、素粒子物理学の研究者が探してきた、“標準模型”で予想された素粒子がそろった。しかし、標準模型だけでは全ての観測事実を説明できないため、「暗黒物質」など新たな現象を発見すべく、研究が進められている。
 その最前線であるATLAS実験で問題となっているのが、コンピュータだ。実験では、LHCで生じる10万個の粒子を分析し、飛跡を再構成する「粒子トラッキング」が必要になる。現在はそれにグリッドコンピューティングが用いられているが、今後のデータ取得頻度増加を考えると、いずれ対応できなくなる。そこで解決策の1つとして量子コンピューティング技術を応用した「デジタルアニーラ」の可能性に注目された。
 本資料では、東京大学 素粒子物理国際研究センター准教授の澤田龍氏と、早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構准教授の田中宗氏による対談の模様を紹介する。テスト結果を基に、新粒子発見へデジタルアニーラがいかに貢献できるかを考察した興味深い内容となっている。