Webサイトのコンバージョンを向上、「顧客体験のパーソナライズ」実践のヒント

　Webサイトの訪問者に、状況や背景に即したコンテンツを最適なタイミングで提供することは、信頼関係の構築に欠かせない。そして、こうしたコンテクストに基づくマーケティングの効果を高め、コンバージョンを向上させるのに不可欠なのが、顧客体験のパーソナライズだ。

　しかし、全ての顧客とのやりとりをパーソナライズすることは作業量の点からも現実的ではないため、まずは最も効果を得られるセグメントを特定することが重要になる。その作業においては、主要KPIへのインパクトを基にした“潜在価値”、規模の大きさを指標にした“重要度”、そして判断の“容易さ”という3つの要素で絞り込みを行う、「PIEモデル」の適用が有用となるだろう。

　本コンテンツでは、コンバージョン向上の鍵となる顧客エンゲージメントを軸に、パーソナライズを展開する具体的な方法を解説する。