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      富士通株式会社
      多品種少量生産に最適な製造機械の使用パターンを見つけ出す最新技術とは?
    
    
    
      コンテンツ情報
      
      
        | 公開日 | 2020/02/12 | フォーマット | URL | 種類 | 製品資料 | 
      
        | ページ数・視聴時間 | 5分16秒 | ファイルサイズ | - | 
      
    
    
    
    
      要約
      
         製造現場では絶えず生産性や作業効率を追求しているものの、生産管理や在庫の割り当て、要員配置など考慮すべき条件が多く、全てを最適化することは難しい。だが、この答えをITによって算出できれば現場の状況は大きく変わる。
 例えば機械の稼働状況だ。現在の工場では多品種少量生産のニーズが高まり、同じ機械を使用してさまざまな製品を製造することが珍しくない。ただ、各工程を担う機械に対し、全ての製品を工程のままに製造すれば、待ち時間の発生、特定機械への作業の集中を招きかねない。そこで製品の工程を分解し、機械を最大限活用できる組み合わせを探したところ、全体で30%も所要時間を削減できることが分かった。
 この最適な組み合わせを見つけ出したのが、量子現象に着想を得たデジタル回路で現在の汎用コンピュータでは解けない「組合せ最適化問題」を実用レベルで瞬時に解くことができる唯一のコンピュータであるデジタルアニーラだ。他にも、無駄のない部材選択や最適な品質管理の実現、熟練度の高低や希望条件に応じたシフトの瞬時作成など、製造現場の多面的な効率化に寄与するという。本項でこの新技術の活用事例を詳しく見ていこう。