IDG Researchの調査によると、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)を導入・導入予定の企業は、実に85%に上ったという。さらに、導入済み企業の50%はさらなる拡張も検討していた。その用途の多くは、財務やERPなどビジネスクリティカルなアプリケーションが占めており、企業がHCIに向ける信頼感がのぞく。
実際、最新のHCIでは、IOPSを2倍に向上し、レスポンスタイムを50%に短縮するなど著しく性能を高めている。オールフラッシュやハイブリッドストレージにより大容量を実現し、データセキュリティも容易に向上できるようになった。これらの利点は大きく、医療機器を手掛けるSteinberg Diagnostic Medical Imagingは、90台あったサーバを2台のHCIに統合し、コスト削減だけでなく、サービス品質の向上にも成功している。
この他にも、国際ヨットレースであるアメリカスカップで、刻々と変化するレースチームの情報を高速かつ柔軟に処理するためにHCIが活用されている。本資料では、利用拡大が続くHCIの動向と利点をあらためて調査するとともに、その導入事例を通じて、多くの企業が最新HCIから得ている価値を明らかにしている。