よりシンプルかつ運用しやすいインフラを求める企業がハイパーコンバージドインフラ(HCI)を採用するのは当然の帰結といえる。最先端の製品では、データの重複排除や圧縮を専用アクセラレータによって高速化しており、仮想化製品との親和性にも配慮されている。だが、アプリケーションを含む可用性の確保となるとHCI製品だけでは限界がある。
HAクラスタを組む仮想化製品もあるが、仮想マシンやゲストOSを対象とした保護機能にとどまり、アプリケーション保護まではカバーできない。OSは正常稼働しているが、PostgreSQLが停止してしまった、といった状況には対応できないのだ。そこで、HCIとの組み合わせとして注目されるのが、アプリケーションやミドルウェアの障害にまで対応できるHAクラスタソフトだ。
本資料では、その理想的な組み合わせについて、コミュニケーションパス切断やIPリソース障害、アプリケーション障害など5つのシナリオで実機検証を行った。HCIにおいて、アプリケーションまでカバーした高可用性を可能にする方法をぜひ確認してもらいたい。