最新テクノロジーに関するスタッフのスキル不足、あいまいなIT戦略など、重要課題が多くの企業で乱立する昨今。IT部門のリーダーは、基幹システムの運用をはじめ既存業務も多くある中、こうした課題を解決すべくどのように取り組んでいるのだろうか。
マネジャー以上の職位にある、常勤のITリーダーを対象としたグローバル調査によると、競合に勝つためには「顧客体験」の改善が必須であると93%が考えており、重視すべきテクノロジーにシステム/データ統合やセキュリティなどを挙げている。一方、「従業員体験」を改善する必要性を感じている企業は52%に上っているが、セキュリティとIDテクノロジーの強化やワークフローの自動化といったテクノロジーへの投資は、意外なほど進んでいない。
また、「モバイルテクノロジー」の積極活用は99%の企業が不可欠だと答えているものの、戦略策定が十分に行えているとした企業は20%にとどまっているのが現状だ。本資料ではこの他、「システム統合」や「ブロックチェーン」など10のテーマを基に、IT部門における優先度や各企業のテクノロジー戦略の実態を明らかにしながら、解決策を探っていく。