文房具やオフィス家具の製造・販売を手掛けるコクヨでは従来、情報漏えい対策やデータ保全の観点から、社外でのPC利用を厳しく制限しており、社外での業務にはタブレット端末を提供していた。しかし、プレゼン資料や見積書の編集など、PCに比べて作業効率が悪化する業務は多い。そこで同社はPCリプレースを機に、PCの持ち出し環境を検討した。
当初検討したのは、シンクライアント専用PCやリモートワイプ対応PCだったが、前者は導入・運用コストが高く、後者は機種が限定される上、重要情報の消失リスクも残る。そこで同社が選んだのが、ローカルにデータを保存せず、VPNを通じてファイルサーバにデータを保存する「データレスPC」というアプローチだった。
営業担当を中心に導入を進めたところ、操作性のシンプルさからスムーズに活用が進み、ユーザーからは想定以上の高評価で迎えられたという。本資料では、同社の事例をはじめ、データレスPCで働き方改革を推進するリーガルコーポレーション、遠州鉄道の取り組みを紹介する。