国内有数のケーブルテレビ事業者として東海エリアに放送・通信サービスを提供するコミュニティネットワークセンターでは、部門ごとにサイロ化したサービス基盤の見直しが課題となっていた。拡張性だけでなく、コストの肥大化、運用の複雑化など課題が山積していたのだ。
拡張性や運用性を考えれば、サービス基盤は単一の仮想化環境で統合するのが望ましい。そこで同社が取った手法が、VMware vSANの技術を用いて、複数データセンター間をActive/Activeでつなぐストレッチクラスタを導入し、サービス基盤を統合するというもの。国内でも初めての試みだったが、プロジェクト始動からわずか4カ月というスピードで実現に至った。
結果、ブラックボックス化していたストレージの拡張や構成変更が容易になり、メンテナンスに要する時間も従来の約5営業日から0.5営業日へと大幅に短縮。ストレージ関連コストの約40%もの削減にも成功したという同社の統合仮想化基盤の構築事例を、本資料でさらに詳しく解説する。