学校教育における積極的なIT活用を目指す国際基督教大学(ICU)。同大学では、管理レベル向上を図るため仮想化基盤を導入、物理サーバの6割を集約するとともに、BCP対策として同一基盤の二重化も果たしていた。だが、それによって運用負荷の増大やコスト効率の悪化、リソース増強への不安など、新たな課題を抱えてしまった。
そこで同大学は、ハードウェアの保守期限切れを迎えるタイミングで、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)への移行を決断する。移行に際しては、アセスメントプログラムにより、既存環境の可視化と課題の洗い出しを実施。その結果を基にベンダーの提案を要請し、構成変更や故障時の対応などの面で柔軟なストレージ運用が可能な、ある製品に決定した。
移行後は、内蔵ディスクを仮想的に束ねて共有ストレージ化した4台のサーバと、バックアップ用のストレージ内蔵アプライアンス1台という、シンプルな構成を実現。保守コストや運用工数の削減はもちろん、ITセンターのリソース活用にも効果が現れているという。本コンテンツで、同大学の取り組みを詳しく確認していこう。