Cisco ACI アンダーレイを使用したVMware NSX Data Centerの展開

　データセンターのモダン化において、現在多くの組織が取り組んでいるのが、ネットワークおよびセキュリティのプラットフォームのソフトウェア化だ。仮想化されたネットワークならば、複雑化したアプリケーションに対応するための運用負荷が軽減される他、セキュリティポリシー適用やクラウド、エンドポイントなどへの拡張も容易になる。

　一方で、物理ネットワークもコストやスループット、遅延に関しては最適化されているため、仮想ネットワークと物理ネットワーク双方の利点を享受できるようなインフラが理想形といえる。そこで、カギとなるのがファブリックベースのインフラだ。

　本コンテンツでは、定番SDN製品のCisco Application Centric Infrastructure（ACI）環境において、そのアンダーレイにSDNプラットフォームを展開することで、仮想・物理ネットワークの運用性を向上する手法を紹介している。TCAMの枯渇のような物理ファブリックで生じやすい問題の解消や、運用上のオーバーヘッド解消により障害発生リスクも軽減できるなど、多岐にわたるメリットを確かめてほしい。