技術文書・技術解説
トレンドマイクロ株式会社
中堅規模が狙われる製造業のセキュリティ事情、“つながる工場”化の注意点は?
コンテンツ情報
公開日 |
2019/07/05 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
20ページ |
ファイルサイズ |
7.47MB
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要約
製造業におけるサイバー攻撃の被害には、工場が操業停止に陥るといったニュースになるようなもの以外にも深刻なものが多い。もともと独自の技術情報を保有するなどの特性上、製造業は標的型攻撃やビジネスメール詐欺を受けやすいことも、それに拍車を掛けている。
製造業の情報漏えいで顕著な特徴の1つに、企業規模による差がある。トレンドマイクロの調査では、5000人以上の大規模組織における重大被害の発生率は、他業種に比べても最も低かった。一方で1000~4999人規模の組織での発生率が著しく高く、サイバー攻撃者から狙われている実態が浮き彫りになっている。
発生環境で見ると、特に製造・生産現場でのセキュリティインシデントが年10ポイント以上と大幅な増加を見せていた。工場や在庫管理、部品管理のスマート化といったサプライチェーンも含めた“つながる工場”化の進展で、製造業はますますセキュリティ体制が問われる状況にあるといえる。本資料を参考に、油断なく自社環境を改善し続けてほしい。